コーヒーには、他の多くの商品・製品にも見られるように、品質よりも量や低価格が重要とされる時代があり、生産者の収入や地位は低下し、消費国では、品質の低下からコーヒー離れが加速しました。
このような事の反省から、スペシャルティコーヒーは誕生してきました。

スペシャルティコーヒーを生産することにより、品質に見合う対価を生産者は得ることができるようになり、貧困がゆえに、様々な問題があるような生産国では、解決の助けとなり、消費者も美味しいコーヒーを享受できるようになりました。

スペシャルティコーヒーとは、生産国の特定の地域・区画において、特別な気象・地理的条件と、生産者による適切な栽培管理・生産処理がなされた、独特な風味特性を持つコーヒーです。



スペシャルティコーヒーとコマーシャルコーヒー(普通のコーヒー)とは、カップクォリティにより判別・区分します。

豆珈房では、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)のカップ評価基準(COE方式)に基づき、82点以上の豆を、カッピングし選んでいます。





日本スペシャルティコーヒー協会の定める「スペシャルティコーヒー」の定義

消費者(コーヒーを飲む人)が手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。

風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。

カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において、一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)